外壁塗装やコーキング工事において、しばしば問題になるのが「ブリード現象」です。
このような症状は、ブリード現象が原因で起こることが多く、仕上がり品質に悪影響を及ぼすことがあります。
この記事では、ブリード現象の意味・原因・対策まで、プロの視点でわかりやすく解説します。
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ブリード現象とは?
ブリード現象とは、コーキング材や樹脂部材の可塑剤(柔軟剤)が塗装面に染み出してくる現象です。
コーキング材には柔らかさを維持するための可塑剤(プラスチックを柔らかくする成分)が含まれていますが、これが時間経過や環境条件によって表面に染み出てくることがあります。
出てきた成分が塗装面に付着すると、
といった不具合につながります。これが「ブリード現象」です。
ブリード現象が起きる原因
コーキング材の主原料によるもの
コーキング材には種類があり、特に可塑剤を多く含むものはブリードしやすくなります。
代表的には、
変成シリコーン系
ウレタン系
などが比較的ブリードしやすい傾向にあります。
温度・湿度の影響
気温が高い、湿度が高いと、可塑剤が溶けやすくなり、表面へ出やすくなります。
マンションなど日当たりの良い場所では注意が必要です。
乾燥・硬化時間を確保していない
可塑剤が抜けきっていない状態で塗装すると、塗料に溶け込んでブリード現象が起きやすくなります。
乾燥時間を守らないことも原因の一つです。
ブリード現象が起きるとどうなる?
ブリード現象が発生すると、次のような影響が出ます。
塗膜の艶が出ない
ブリード成分が表面に残ると、塗料の本来の艶が出ず、仕上がりが悪く見えます。
上塗りが硬化しない
柔軟剤が溶け出すことで塗料の硬化が妨げられ、ベタつきやシワが出ることがあります。
汚れが付着しやすい
仕上げが悪いと汚れやすくなり、外観の耐久性が落ちます。
ブリード現象とコーキング材の関係
コーキング材の種類によって、ブリードのリスクは変わります。
変成シリコーン系
柔軟性が高く塗装性に優れますが、可塑剤の配合によってはブリードしやすい場合があります。
ウレタン系
密着性が良く、塗装との相性が良いものもありますが、こちらも可塑剤によってブリードしやすい傾向があります。
シリコーン系
可塑剤が比較的少ないため、ブリードしにくいメリットがあります。
※どの材料を使うかは、施工部位や仕上げ塗料との相性で判断する必要があります。
ブリード現象の対策・予防
適切な下地処理
可塑剤や油分を残さないように、目地の清掃・プライマー処理を丁寧に行います。
プライマーの選定
ブリード伝送阻害性能のあるプライマーを選ぶことで、可塑剤の染み出しを防ぎやすくなります。
乾燥・硬化時間の管理
メーカーが指定する乾燥時間を十分に守ることが重要です。乾燥不足はブリード発生のリスクを高めます。
塗料の選定
柔軟性の高い塗料や、可塑剤ブリード抑制性能のある塗料を使用することも一つの対策です。
放置するとどうなる?実例
ブリード現象を放置した場合、
上塗りが剥がれる
仕上がりがムラになる
早期に再塗装が必要になる
といった不具合に発展することがあります。
実際の現場でも、可塑剤成分が表面に残っていると、数ヶ月〜1年以内に不具合が出るケースを確認しています。
まとめ(プロ目線のポイント)
ブリード現象は、 コーキング材や可塑剤の性質+施工条件の影響 で起きる現象です。
外壁塗装では、仕上がりや耐久性に直結するため、プロの施工では必ず対策が必要になります。
ポイントは
材料選定
下地処理
乾燥条件の管理
プライマー・塗料の選択
の4つです。
仕上がりの美観と耐久性を確保するためにも、見積り時・工事前に「ブリード現象のリスクと対策」を確認しておくことをおすすめします。
発生してしまったブリードへの対策
ブリードが広範囲にわたっている場合は、基本的にコーキング剤を新しく打ち直すしかありません。既存のコーキング剤をいったん撤去して、新しくコーキングを打ち直し、その後壁面すべてを再塗装します。
外壁塗装について正しい知識を持つことは、後悔しない工事につながります。
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