外壁・屋根の塗料の選び方

外壁・屋根の塗料の選び方

外壁・屋根の塗料選びに迷っている方へ

これから外壁・屋根塗装をお考えの方に向けて、塗料の選び方について参考になればということでプロがわかりやすく特徴を解説していきます。塗料には様々な種類があり、種類によって耐久性が異なるのはもちろん、遮熱性や防水性など性能にも違いがあります。「じゃあどの塗料を選べばいいの?」ということまでわかりやすく解説します。

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目次

塗料選びの決め手は「耐久年数」と「価格」

たくさんの種類がある中で塗料を選びきれない!という場合、まずは種類ごとの耐久年数や相場価格を見ていきましょう。メリット・デメリットについてもわかりやすく解説していきます。ご自身に合った塗料がきっと見つかるはずです。

種類ごとの耐久年数と価格

スクロールできます
種類耐久年数相場価格(㎡あたり)
アクリル5年¥1,300-
ウレタン7年¥1,500-
シリコン10年¥1,700-
ラジカル制御型12年¥2,100-
フッ素系15年¥2,500-
無機系20年¥3,000-

各種塗料の特徴とメリット、デメリットについて

それぞれの耐久年数や相場を把握した上で、各塗料のメリット・デメリットを見ていきましょう。高級な塗料にももちろんデメリットは存在しますので、最後までご覧頂き参考にしてみてください。

アクリル

アクリル塗料には水性と油性があり、他の塗料と比べると乾燥時間が早いことが特徴です。耐久性の観点では外壁には不向きですが、透湿性が高いことから軒天塗装に使用されることが多いです。

メリットデメリット
費用が安い
発色が良い
紫外線に弱い
耐久性が低い

ウレタン

主要な塗料メーカーの取り扱いは多く種類が豊富な塗料ですが、近年の高耐久塗料の登場により外壁に使用することはほとんどありません。樋などの付帯部で使用することが多い塗料です。

メリットデメリット
費用が安い
種類が豊富
汚れに弱い
色褪せに弱い

シリコン

樹脂の主成分にシリコンを使った塗料です。外壁向けの塗料では高耐久塗料と比較すると耐久年数は劣りますが、戸建住宅で使用されるケースは多いです。

メリットデメリット
コストパフォーマンスが良い
艶の種類も豊富
ひび割れが起きやすい
撹拌の頻度が高いため作業性が悪い

ラジカル制御型

劣化因子(ラジカル)を周囲の樹脂に触れないよう、酸化チタン付近にバリア形成させる機能性を持った塗料です。また、ラジカルが外に漏れてしまった場合に、添加剤HALS(光安定剤)がラジカルを捕まえ塗膜を守ります。

メリットデメリット
チョーキング現象が起きにくい
汚れが付きにくい
フッ素系。無機系より耐久年数が劣る

フッ素系

耐久性が高く防カビ、防藻性が高い商品が多いです。外壁塗装においては高耐久な部類になり、長期間きれいな状態を維持することができます。

メリットデメリット
耐久性が高い
汚れの付着を落しやすい
塗料が固い性質のため、ひび割れる可能性がある

無機系

塗料の原料に無機物を加えた塗料です。炭素を含まないため、紫外線にも強く高耐久塗料の中でトップグレードです。

メリットデメリット
耐久年数が最も長い
光沢感も長期間維持できる
付帯部用塗料とメンテナンスサイクルが合わない

当社実績の塗料種類別の使用割合について

上記の通り塗料の種類によって様々なメリットやデメリットがありましたね。ここでは当社の実績に基づいて使用されている塗料の割合をご紹介いたします。他の方がどんな塗料を使用しているのかも気になる所ではありますよね。

  1. ラジカル制御型 35.0%
  2. フッ素系 31.3%
  3. 無機系 24.2%
  4. シリコン 9.5%

実際の施工では、外壁の状態を見極めたうえで最適な工程を判断することが重要です。
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塗料の「水性・油性」「1液型・2液型」「艶あり・三分艶・五分艶」について知る

ここでは各種塗料の中にも水性・油性、1液型・2液型について解説していきます。

水性と油性の違い

水性

  1. 環境に優しい: 有害な揮発性有機化合物(VOC)や有害物質の放出が少ない。環境面にやさしい塗料です。
  2. 低臭性: 油性塗料に比べて臭いが少ないため、工事中も不快感なく過ごしやすい。
  3. 速乾性: 水性塗料は水を溶媒としているため、比較的速乾性が高い。
  4. 耐候性: 適切に施工された水性塗料は耐候性が高く、屋外や湿気の多い場所でも劣化が少ない。
  5. 柔軟性と弾力性: 塗膜が柔軟で、建物の動きに対して柔軟に伸縮する。割れや剥がれを防止し、耐久性を高める。

油性

  1. 耐久性:耐久性・耐候性が高く、長期間にわたって色や質感を保ちます。
  2. 高い防水性: 水を弾く性質があり、屋外の木材や金属などの表面を効果的に保護します。水に対する耐性が高いため、湿気の多い環境でも劣化が少ないです。
  3. 高い光沢度: 光沢度が高い仕上がりが特徴です。つや消し、半光沢、全光沢などさまざまな光沢度があります。
  4. 密着力が高い: 油性塗料は表面に強固な塗膜を形成し、素材にしっかりと密着します。
  5. 乾燥時間が長い: 水性塗料に比べて乾燥時間が長いため、塗装作業に時間がかかります。しかし、その分塗膜がしっかりと乾燥し、耐久性が向上します。

1液型と2液型の違い

1液型

  1. 簡便性: 1液性塗料は準備が簡単であり、混合作業が不要です。液体のまま使用できるため、塗装作業が容易です。
  2. 乾燥時間が短い: 1液性塗料は通常、乾燥時間が比較的短く、塗装後すぐに触れることができます。作業効率が向上し、迅速な塗装が可能です。
  3. コスト効率が高い: 1液性塗料は混合作業や特殊な塗料の調合が不要なため、作業労力や時間が削減され、コストを節約できます。
  4. 単体使用が可能: 1液性塗料は単体で使用可能であり、他の特殊なプライマーや硬化剤などの添加物を必要としません。簡便な使用が可能です。
  5. 耐候性が高い: 適切に施工された1液性塗料は耐候性が高く、屋外の環境に耐える能力があります。長期間の耐久性を持ちます。
  6. 適用範囲が広い: 外壁用の1液性塗料は、さまざまな材料や表面に適用できるため、汎用性が高く、多様な用途に使用できます。

2液型

  1. 高い耐久性: 2液性塗料は、複数の成分を混合することで、非常に強固な塗膜を形成します。そのため、耐候性や耐摩耗性が高く、長期間の耐久性が期待できます。
  2. 優れた密着性: 2液性塗料は化学的な反応により、塗膜が基材にしっかりと密着します。これにより、塗膜の剥がれや浮き上がりを防ぎ、外壁をしっかりと保護します。
  3. 高い耐水性: 2液性塗料は耐水性が高く、屋外の湿気や雨水から建物を守ります。水に対する耐性があり、劣化が少ないです。
  4. 化学的・物理的性能の調整: 2液性塗料は2つの成分を調合することで、硬度、柔軟性、光沢度などの塗膜の性能を調整することができます。用途や要件に応じて、適切な塗膜を形成することができます。
  5. 塗膜の厚みの調整: 2液性塗料は、成分の配合比率や塗布方法によって、塗膜の厚みを調整することができます。必要に応じて、厚い塗膜を形成し、外壁をより強固に保護します。
  6. 専門的な施工が必要: 2液性塗料は成分を正確に混合し、特定の条件下で施工する必要があります。専門的な知識と技術が必要なため、施工には慎重さが求められます。

艶あり・五分艶・三分艶の違い

  • つやあり(光沢あり):
    • 表面が光沢があり、つややかな仕上がりになります。
    • 光沢があるため、外壁の塗装面が美しく輝き、立体感が生まれます。
    • 汚れが付きにくく、洗浄やメンテナンスがしやすいです。
  • 五分艶:
    • 光沢度数35程度で艶ありに比べて艶が減少してます。
    • 艶ありと比較すると汚れが付きやすく塗りムラ、艶ムラが出る場合があります。
    • 控え目で落ち着いた雰囲気が出る
    • マットな仕上がりが好まれる場合や、建物の外観に自然な質感を求める場合に適しています。

  • 三分艶:
    • 光沢度数15程度で艶ありに比べて艶が減少してます。
    • 艶ありと比較すると汚れが付きやすく塗りムラ、艶ムラが出る場合があります。
    • 控え目で落ち着いた雰囲気が出る
    • マットな仕上がりが好まれる場合や、建物の外観に自然な質感を求める場合に適しています。

まとめ

塗料にもさまざまな特徴がありましたね。色んなメリットやデメリットを知ることで塗料選びがスムーズになったのではないでしょうか。塗料選びは色選びと同じように、どのような用途でどんな理想を持っていらっしゃるかで選択肢は複数ありますね。山塗建装では、お客様のお悩みをお気軽にご相談できるよう、無料調査を行っております。ぜひご活用いただき、住まいの安心に繋げていければと考えております。

外壁塗装について正しい知識を持つことは、後悔しない工事につながります。
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この記事を書いた人

株式会社山塗建装 代表取締役
23年間、長きに渡り塗装の道を歩んで参りました。お客様に寄り添ったサービスを提供したく、お役立ち情報や豆知識を執筆しております。少しでもみなさまのお役に立てればうれしいです。

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