外壁材の種類は4つ|見分け方と塗装メンテナンスの違いを解説

eyecatch

「外壁材にはどんな種類があるの?」「どれが一番長持ちするの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

外壁材は見た目や価格だけで選ばれがちですが、本当に重要なのは“10年後・20年後のメンテナンス”です。
私たち塗装会社の立場から見ると、外壁材によって劣化の仕方も、必要な塗装工事も大きく変わります。

この記事では、外壁材の主な種類とそれぞれの特徴、さらに塗装のプロ目線で見た「将来のメンテナンスの違い」までわかりやすく解説します。

大津市で外壁塗装をご検討中の方は、
大津市の外壁塗装専門店「株式会社山塗建装」のトップページをご覧ください。

目次

外壁材の主な種類は4つ│あなたの家の外壁材はどれ?

現在の戸建て住宅で使われている外壁材は、主に次の4種類です。
外壁材の種類を知ることで、ご自宅に必要なメンテナンス方法が見えてきます。

サイディング

ALC

モルタル

タイル

外壁材ごとの特徴│メリットやデメリットを解説

スクロールできます
外壁材メリットデメリットメンテナンス周期
サイディング
サイディング
耐候性、耐火性が高い
多様なデザインや色彩が選べる
初期投資が高い
目地の経年劣化がある
7~10年
ALC
ALC
耐火性が高い
軽量ながら強度がある
施工コストが高い
防水性が低い
10~15年
モルタル
モルタル
防火性が高い
意匠性が高い
ひび割れが起きやすい
定期的な塗装が必須
8~12年
タイル
タイル
耐久性、耐火性が高い
汚れが付着しにくい
施工コストが高い
施工するには高度な技術が必要
10~15年
4種類の特徴を比較

外壁材の種類と見分け方

それぞれの外壁材には、無数のバリエーションがあるためなかなか見分けが付かないと耳にすることもよくあります。
ここでは、外壁材を簡単に見分ける方法をお伝えしていきます。

サイディングの見分け方

サイディングの見分け方は、大きく2つあります。

目地の有無

右図のように外壁材同士の間に目地があります。

目地は触るとゴムのように柔らかいです

通気口がある

外壁材と水切り板金の間に通気口があります。

※5ミリほどの隙間があります

ALC(軽量気泡コンクリート)の見分け方

ALC(軽量気泡コンクリート)の見分け方は、大きく2つあります。

高さと横目地

高さは600mmの規格サイズが多い(図:赤ライン)

縦以外にも横にも目地がある。(図:青ライン)

通気口がない

外壁材と水切り板金の間に通気口がありません。

モルタルの見分け方

モルタルの見分け方は、大きく2つあります。

継ぎ目のない壁

目地がなくシームレスで継ぎ目のない外壁です。

ザラザラとした質感

触るとザラザラした質感です。

タイルの見分け方

タイルの見分け方は、大きく2つあります。

タイル表面の凹凸と質感

タイルは、表面が石のように硬く、風合いで見分けがつきます。

タイル目地の質感

タイルは目地も触るとザラザラした質感です。

タイル調は目地部分も一体化しているように見えます。

サイディングにも種類がある

サイディングには主に4つの種類がある

窯業系サイディング

サイディング

セメントや砂などの素材を高温で焼いて作られる外壁材です。

さまざまな色や模様が選べるのが特徴です。

金属系サイディング

アルミニウムやスチールなどの金属素材を使用して作られる外壁材です。

軽量で耐久性があり、耐候性や防水性に優れています。

樹脂系サイディング

ポリ塩化ビニールやポリウレタンなどの樹脂素材で作られる外壁材です。

軽量で耐久性があり、耐候性や防水性に優れています。

木質系サイディング

天然木や木材チップを主原料として製造される外壁材です。

自然な風合いや質感があります。

サイディング 4種類の特徴を比較┃メリット・デメリット

スクロールできます
外壁材メリットデメリットメンテナンス周期
サイディング
窯業系サイディング
耐候性、耐火性が高い
多様なデザインや色彩が選べる
初期投資が高い
目地の経年劣化がある
10~15年
金属系サイディング
金属系サイディング
軽量で耐候性、耐火性が高い
塗装やクリーニングが簡単に行える
塩害が起こる場合がある
目地の経年劣化がある
10~15年
樹脂系サイディング
樹脂系サイディング
防水性が高い
腐食しにくい特性がある
デザイン面で選択肢が少ない
耐火性が低い
10~15年
木質系サイディング
木質系サイディング
断熱性が高い
自然な風合いや質感がある
定期的な塗装が必要
水に弱く変色する場合がある
10~15年
4種類の特徴を比較

外壁材ごとのメンテナンス性┃塗装会社目線で解説

外壁材は種類によって劣化の仕方も、必要なメンテナンス内容も大きく異なります。ここでは、実際に現場で数多くの住宅を見てきた塗装会社の視点から、それぞれのメンテナンス性について解説します。

サイディング

ポイント

現在もっとも普及しているのが窯業系サイディングです。メンテナンス性のポイントは「外壁本体」と「目地(コーキング)」の2つに分かれることです。

サイディングは工場で塗装されているため、新築時は耐久性があります。しかし年数が経つと塗膜が劣化し、防水性が低下します。

それ以上に先に傷むのが目地のコーキングです。ひび割れや剥離が起こると、そこから雨水が侵入するリスクが高まります。

塗装会社目線では、約10年前後で「塗装+コーキング打ち替え」が必要になるケースが多い素材です。

定期的なメンテナンスを前提とした外壁材といえます。

ALC(軽量気泡コンクリート)

ポイント

ALCは軽量で断熱性・耐火性に優れていますが、吸水性が高い素材です。そのため、防水塗装による保護が非常に重要になります。

表面塗膜が劣化すると水を吸いやすくなり、ひび割れや爆裂の原因になることがあります。

また、パネル間のシーリングも劣化しやすいため、定期的な点検と補修が必要です。

サイディングを比較してシーリング(コーキング)の打設範囲が大きく、目地の工事費用が高くなりやすいです。

塗装会社目線では、「防水機能を維持できているか」が最大のポイントです。

塗装周期を守ることが建物寿命に直結する外壁材といえます。

モルタル

ポイント

モルタル外壁は継ぎ目がなく、意匠性の高い仕上がりが魅力ですが、ひび割れ(クラック)が起こりやすいのが特徴です。

モルタル自体に防水性はなく、表面の塗膜によって雨水を防いでいます。そのため塗膜が劣化すると、防水機能も低下します。

小さなひび割れでも放置すると内部に水が浸入し、構造材の腐食につながる可能性があります。

塗装会社として重要視するのは、塗装前の下地補修です。クラック処理を適切に行ったうえで再塗装すれば、長く維持できます。

メンテナンスは必須ですが、適切に管理すれば大きなトラブルは防げる外壁材です。

タイル

ポイント

タイル外壁は非常に耐久性が高く、基本的にタイル自体の塗装は不要です。

そのため「メンテナンスフリー」と思われがちですが、実際はそうではありません

劣化するのは主に目地(モルタルやシーリング)や下地部分です。目地のひび割れや浮き、タイルの剥離が起きると、落下事故や雨水侵入のリスクがあります。

塗装会社の立場では、タイル外壁は「塗らなくていい外壁」ではなく、「点検と部分補修が重要な外壁」と考えます。

必要に応じてクリヤー塗装や防水処理を行う場合もあります。

外壁材はどれも永久にメンテナンス不要ということはありません。
大切なのは素材の特性を理解し、適切な時期に適切な処置を行うことです。
塗装会社としては、塗り替えのタイミングだけでなく、下地や目地の状態まで含めて総合的に判断することが重要だと考えています。

外壁材選びで後悔しないために

外壁材はデザインや流行だけで選ぶと、将来のメンテナンス費用に差が出ます。
新築時はどの素材もきれいですが、10年後に違いがはっきり現れます。

私たちが現場でよく見るのは、「こんなに早く傷むとは思わなかった」というケースです。
素材の特性を理解し、将来の塗装計画まで考えて選ぶことが大切です。

まとめ

外壁材の種類は主に4つあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
しかし本当に重要なのは、将来どのようなメンテナンスが必要になるかを理解しておくことです。

外壁材は“素材選び”で終わりではありません。
長く住まいを守るためには、適切なタイミングでの点検と塗装が欠かせません。

外壁材やメンテナンスについて不安がある方は、専門業者に相談し、建物の状態に合った最適なプランを検討しましょう。

山塗建装では外壁材ごとに最適なメンテナンス診断を行っています。
現地調査・お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。

instagram_banner

外壁塗装について正しい知識を持つことは、後悔しない工事につながります。
大津市で外壁塗装をご検討中の方は、
施工事例や費用の目安を掲載している
大津市の外壁塗装専門店「株式会社山塗建装」のトップページもぜひご覧ください。

この記事を書いた人

株式会社山塗建装 代表取締役
23年間、長きに渡り塗装の道を歩んで参りました。お客様に寄り添ったサービスを提供したく、お役立ち情報や豆知識を執筆しております。少しでもみなさまのお役に立てればうれしいです。

目次